トランプ氏にこびた? 仏大統領「外交はおもてなし」 G7成果誇示
フランス東部エビアンであった主要7カ国首脳会議(G7サミット)は17日、3日間の日程を終えて閉幕した。議長を務めたマクロン仏大統領は閉幕後の記者会見で「G7は成功し、結束を示した」と成果を誇った。中東地域やウクライナなどを巡る地域情勢から重要鉱物の供給網確保など幅広い分野で「具体的な前進があった」と強調した。
例年発表されている包括的な首脳宣言は2年連続で発表されなかった。一方で、個別の分野ごとに九つの成果文書がとりまとめられた。
マクロン氏は米国とイランによる戦闘終結の合意について「トランプ米大統領を支援する。経済へのインパクトのあった大きな不確実性を解決した」と評価した。
サミットでは、フランスがトランプ氏との関係維持に腐心する場面も目立った。トランプ氏の日程に合わせて開催時期を調整。マクロン氏は閉幕後、トランプ氏をパリ郊外のベルサイユ宮殿に招待してプライベートな夕食会を開催するなど厚遇した。
マクロン氏は記者会見で「トランプ氏にこびているのではないか」と問われると、「外交とは他の国の首脳をきちんともてなすことだ。熱烈な歓迎は自分の国を守るためでもある」と説明した。
期間中には、世界経済の不均衡是正や重要鉱物の供給網強化など、中国を念頭に置いたとみられる議題も多く扱われた。マクロン氏は「中国に関していろいろな議論はあるが、G7が反中国であったことはない」と述べた。【トノン(フランス東部エビアン近郊)成澤隼人】
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