『ファンタスティック4』ワールドプレミア開催、ケヴィン・ファイギが明言「単独映画として完結…

2025/07/23 10:42 

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『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』ワールドプレミア開催 (C)2025 Getty Images/Getty Images for Disney

 今週25日に日米同時公開される映画『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』のワールドプレミアが、現地時間21日、米ロサンゼルスのドロシー・チャンドラー・パビリオンにて開催された。

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 本作は、マーベル・スタジオによる最新作。異なる力と個性を持ち、“家族の絆”を軸に地球滅亡の危機に立ち向かうヒーローチーム「ファンタスティック4」の誕生と成長を描く。MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)における新章の幕開けとして、世界中のファンから注目を集めている。

 プレミア会場には、劇中を象徴する鮮やかなブルーのカーペットが敷かれ、劇中に登場するファンタスティカーや宇宙船などが展示されるなど、1960年代アメリカを彷彿とさせるレトロフューチャーな世界観を再現。キャラクターの衣装に身を包みんだファンも集結し、祝祭ムードにあふれた。

 イベントには、リード・リチャーズ役のペドロ・パスカル、スー・ストーム役のヴァネッサ・カービー、ジョニー・ストーム役のジョセフ・クイン、ベン・グリム役のエボン・モス=バクラックといった主要キャストが登場。「5人目のファンタスティック」とも呼ばれるロボット・ハービー(H.E.R.B.I.E.)の姿も見られた。

 監督のマット・シャクマンは「子どもの頃からこのコミックスを読んで育ちました。このキャラクターたちは、僕自身の“家族”の一部のような存在でした。ずっと彼らを愛してきたので、MCUの中で彼らを描くのは本当に光栄なことです」と語り、世界観については「“もし1960年代にキューブリックが夢見た未来が実現していたら?”という発想で、できるだけリアルに、そしてオーセンティックに描きました。現実の60年代に“レトロフューチャー”の層が重なっているような世界なんです」と説明した。

 マーベル作品には欠かせないプロデューサー、ケヴィン・ファイギは、「シャクマン監督はキャラクターの理解が深く、アクションとドラマのバランスが素晴らしい」と絶賛。さらに「この作品は“Earth-828”という独自のユニバースで展開します。単独映画として完結しつつも、今後のMCUにもつながっていく」と語り、シリーズ全体における重要性を強調した。

 プレミア会場には、シム・リウ(『シャン・チー/テン・リングスの伝説』)をはじめ、次回作『アベンジャーズ』への出演が決定しているキャスト陣や、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのデイヴ・バウティスタなど、マーベル作品に縁のある俳優陣、著名人約3000人が来場。

 “最強”を超えたヒーローとして新たな物語を紡ぐ「ファンタスティック4」の記念すべき“ファースト・ステップ”を、盛大に祝福した。

■リード・リチャーズ/ミスター・ファンタスティック役:ペドロ・パスカルのコメント

 リードは、【誰かのために自分を伸ばす】ということを表現しているキャラクターだよ。人類を、家族を救うために、自分を限界まで“伸ばす”存在。うまくいかないこともあるし、その“伸び方”が変に見えることもあるんですが、それでもこの能力にはそういった価値があるんです。ファンタスティック4は、“家族であること”によって人類を救う。それがこの物語の核心であり、“一緒にいること”が、互いを救う力になる。そんなストーリーなんです。この映画を楽しんでもらえたらうれしいです。

■スー・ストーム/インビジブル・ウーマン役:ヴァネッサ・カービーのコメント

 スーを演じて学んだのは、“本物のヒーローはお母さんたち”ってことなんです。彼女は妊娠し、出産し、新米ママとして子育てに奮闘する。そしてその間ずっと、宇宙規模の存在の危機が迫っていて、任務も進行している…。そんな物語を描く中で、マーベルがこの旅に私を招いてくれたことを本当に光栄に思います。

■ジョニー・ストーム/ヒューマン・トーチ役:ジョセフ・クインのコメント

 ジョニーはこの家族という組織に大きく影響を受けているキャラクターです。僕としては、何か特別な信条や、“これを入れなきゃ”みたいな意図があったわけではないんだけど、とにかく彼の若さが特徴的だよ。

■ベン・グリム/ザ・シング役:エボン・モス=バクラックのコメント

 僕にとってはとても“人間らしい”キャラクターで、これまで演じた中でも最も繊細で優しい人物のひとりです。このキャラクターを演じるという責任を与えられたこと自体が、僕にとっては大きな名誉なんです。この役を任されたことを本当にありがたく思っています。
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