大阪の夏の風物詩「天神祭」（２４、２５日）を前に、「ギャルみこし」が２３日、天神橋筋商店街（大阪市北区）であった。赤い法被姿の女性たちがみこし２基を担ぎ上げ「わっしょい、わっしょい」と威勢の良い声を響かせて通りを練り歩いた。

　担ぎ手は１３５人の応募者から選ばれた１６～３０歳の８０人。普段は学生や医療従事者、教員といった女性たちが、法被にねじり鉢巻きで気合を入れた。猛暑の中、重さ２００キロものみこしを担ぎながら、沿道からの声援に笑顔で応えていた。

　今回初参加した大阪府豊中市の会社員、筒井希梨さん（２４）は「オーディションは緊張したけれど、選ばれて本当に良かった。ギャルみこしはほんまに盛り上がる。恥ずかしい気持ちは全くなくて、腹から声を出しました。会社の仲間も見に来るので気合を入れます」と話していた。【松原隼斗】