西岡徳馬79歳、舞台でふんどし姿を披露 飽くなき役者魂に寺西拓人も驚き「まだ足りねえ」

2025/10/18 04:00 

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舞台「『新 画狂人北斎』-2025-』囲み取材会に登壇した(左から)寺西拓人、西岡徳馬 (C)ORICON NewS inc.

 俳優の西岡徳馬(79)が17日、東京・紀伊國屋ホールに上演される舞台「『新 画狂人北斎』-2025-』囲み取材会に登壇した。稽古期間中に79歳の誕生日を迎えた西岡だが、劇中ではふんどし姿も披露し、その肉体美で驚かせた。

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 今作は、2017年に宮本が演出した朗読劇『画狂人 北斎』の系譜を継ぐもの。これまで墨田北斎美術館やイギリスの大英博物館でのリーディング公演、2019年以降のストレートプレイ版、さらに2021年、2023年と再演されてきたが、今回は完全リニューアル版となる。

 物語は、江戸時代末期、天保の改革のもと南町奉行として市中の取り締まりを担った政治家・鳥居耀蔵(寺西拓人)と、画に生涯を捧げた葛飾北斎との対峙を軸に展開される。北斎に憧れを抱きながらも、時代と秩序を守ろうとする耀蔵との対立が、芸術と社会、個と権力の狭間で交差していく。

 リポーターから褒められると「ふんどしですか。ふんどしになるために日焼けして大変した。ははは」と笑い飛ばす。「数ヶ月風呂入ってないみたいにしてくれって演出家がおっしゃるので足の裏まで塗ってますから(笑)」とビジュアル面もこだわったそう。

 そして「俳優は体力。この体が商品。鍛えるというほどではないですが脳裏に浮かんだ芝居ができるようにしたい」ときっぱり。その秘けつは「“まだ足りねぇ”です。満足したら終わりです」と向上心をみせ「(満足したことは)ないです。満足した、なんてとてもじゃないですが言えません。ダメ出しをもらったら『ありがとうございます』」と腰の低さもみせた。

 これを受けて寺西は「ここまでの方がまだたりねえというならこちらはもっとたりないですし、そこは尊敬する部分です」と目を細めてリスペクト。映画共演歴がある寺西だが「お食事につれていっていただいて。そのときも結構お酒を飲まれていたのに、その次の日しゃきっとして撮影に臨まれておいたのでその秘けつを、色んな場所で盗めたら」とその現役ぶりに舌を巻いていた。

 このほか、雛形あきこ、廣瀬智紀、宮本亞門氏も参加した。
ORICON NEWS

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