「常勝鹿島」と「王者神戸」 交差した互いのプライド Jリーグ
◇△ヴィッセル神戸0―0鹿島アントラーズ△(17日・ノエビアスタジアム神戸)
優勝を占う大一番にふさわしい緊迫の展開だった。ただ、得点が生まれなかった。そして、より痛い思いをしたのは首位・鹿島との勝ち点5を縮められなかった神戸の方だろう。
試合開始直後からフルスロットルだったのはホームの神戸だった。前半3分、FW大迫勇也がゴール前でシュートを放つ。しかし、鹿島のGK早川友基が好判断を見せ、難を逃れた。
その後も神戸がロングボールから大迫を起点に攻勢に出るも、鹿島の守備陣は冷静に対応。鹿島としては前半をゼロに封じたことが大きかった。
リーグ3連覇を目指す王者・神戸。その記録を唯一持っているのが2007~09年に達成した「常勝軍団」の鹿島だ。それぞれのプライドがぶつかる一戦。後半の45分間、神戸の攻撃は前半ほど威力はなくなった。
神戸のMF扇原貴宏は「引き分けではなく、勝たないといけない試合だったので、後半は時間が進むにつれて攻め急ぎがあった」と振り返る。一方の鹿島の鬼木達監督は白星を逃した悔しさをにじませつつも「耐える時間があったが、我慢強く戦ってくれた」と選手をたたえた。
残りは4試合。神戸の吉田孝行監督は「何があるか分からない。自分たちは勝ち続けていくだけ」とファイティングポーズを崩さない。次節も上位の京都との対戦が待つ鹿島のFW鈴木優磨は「ほかのチームはまた(勝ち点を)縮めてくる。悔しいゲームになったけれどまたやっていきたい」と気を引き締める。
最後に笑うのはどこか。史上まれに見る混戦はまだ続きそうだ。【生野貴紀】
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