ドイツの「極右」AfD、連邦議会で第2党確実に 総選挙で現地報道

2025/02/24 02:16 

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 ドイツ連邦議会(下院)の総選挙は23日に投開票され、排外主義的な「極右」政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が初めて第2党になることが確実になった。公共放送ZDFが速報した。ナチスを生んだ反省から排外主義を厳しく戒めてきたドイツでの極右勢力の躍進は、国内外に衝撃を与えている。

 ただ、第1勢力となる見込みの中道右派「キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)」はAfDとの連立を否定しており、政権入りする可能性は低い。

 難民による無差別殺傷事件が相次ぐ中、選挙では移民・難民対策が主要な争点となった。AfDは「国境の封鎖」を旗印に、不法移民の入国阻止を主張。犯罪を起こした移民・難民を即座に強制送還させるなどと訴え、移民・難民への反感を強める有権者の支持を得た。

 AfDは、ロシアの侵攻を受けるウクライナへの軍事支援停止や欧州連合(EU)からの離脱も掲げている。

 社民党、緑の党、自由民主党が連立したショルツ政権は昨年11月、予算編成を巡って対立し、自民党が連立を離脱。12月に下院でショルツ氏に対する信任投票が反対多数で否決され、2005年以来となる解散・総選挙の実施が決まった。【ベルリン五十嵐朋子】

毎日新聞

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