米財務長官「早期合意に期待」 日米関税交渉に一定の成果と評価

2025/05/03 11:21 

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 ベッセント米財務長官は2日、X(ツイッター)に「公正かつ互恵的な貿易の実現に向けた議論を進められた」と投稿し、前日に開いた日米関税交渉に一定の成果があったと評価した。「日本が迅速かつ前向きな姿勢を示していることに勇気づけられた。2国間の重要な諸問題について早期に合意できると期待している」と加えた。

 日米関税交渉を担当するベッセント氏は1日、ワシントンで赤沢亮正経済再生担当相とトランプ政権の関税引き上げなどを巡り2回目の協議をした。赤沢氏が「相互関税」や自動車関税、鉄鋼・アルミニウム関税など一連の米国側の関税措置を撤廃するよう求めたのに対し、ベッセント氏ら米国側は難色を示した。

 ベッセント氏はXに赤沢氏と握手している写真も添え、日米の友好的な雰囲気を強調した。ただ、日本側は自動車関税などの撤廃・引き下げに関して譲らない構えで、協議は難航する可能性もある。【ワシントン大久保渉】

毎日新聞

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