印パの軍事的応酬続く 米国務長官が電話協議「情勢を注視」
インドとパキスタンが領有権を争うカシミール地方のインド側支配地域で8日夜、激しい爆発音や大規模な停電があり、インド国防省は9日、X(ツイッター)でパキスタンによる無人機(ドローン)攻撃があったと明らかにした。インド軍の基地が標的になったと説明し、「脅威は迅速に無力化された」としている。
ロイター通信などによると、攻撃があったのはジャム・カシミール地方にあるジャムやパタンコートなど。約2時間半にわたって赤い閃光(せんこう)や飛行体が確認された。死傷者の報告はないという。
ジャム空港近くに住むムハマド・ハサンさん(41)は毎日新聞の取材に「空襲警報が鳴り響き、家族とともに恐怖に震えている。周辺一帯は停電で何が起きているのかまったくわからない」と語った。
一方、パキスタン軍は8日、インド軍によるドローン攻撃で同日夜までに民間人を含む3人が死亡したと発表した。国内各地にドローンが飛来し、これまでに25機を撃墜したとしている。
インド軍は7日、銃撃テロ事件の報復としてパキスタン領内にある武装集団の拠点などを空爆した。その後も両国の軍事的な応酬は続いており、核保有国同士の対立の激化に懸念が高まっている。
インドのジャイシャンカル外相は8日、米国のルビオ国務長官と電話協議し、「エスカレーションのいかなる試みにも断固として対抗する」と述べた。
ルビオ氏は8日、パキスタンのシャリフ首相とも電話協議し、米国が情勢を注視しているとしたうえで、地域の平和と安定の促進に取り組むことを強調。シャリフ氏は、パキスタンの主権と領土に関して「いかなる代償を払っても守るという決意を再確認した」としている。【ニューデリー松本紫帆】
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