「プレボスト枢機卿」? Xでバンス米副大統領の批判記事を紹介

2025/05/09 10:59 

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 新ローマ教皇レオ14世となったロバート・プレボスト枢機卿を名乗るX(ツイッター)のアカウントが、フランシスコ前教皇の存命中にバンス米副大統領を批判する記事などを紹介していたとして、複数の米メディアが注目している。

 ニューヨーク・タイムズによれば、「ロバート・プレボスト」を名乗るXアカウントは、枢機卿に関連すると思われる電話番号と電子メールにひも付けられていたという。運営者が本人かスタッフかは確認できないとしている。

 同アカウントは今年2月上旬、「J・D・バンスは間違っている。イエスは他者への愛を順位付けすることを求めていない」と題したカトリック専門メディアの記事を紹介した。バンス氏が、トランプ政権の不法移民の強制送還を正当化するために説明したカトリックの教義の解釈に反論する内容だった。

 同じ月には、体調が悪化していたフランシスコ前教皇の回復を祈る投稿をリポスト(再投稿)していた。

 2011年に開設されたアカウントは政治に触れた投稿は少なく、ペルーや米国のカトリック司教協議会のお知らせなどをスペイン語や英語で紹介していた。レオ14世は米国出身で南米ペルーを拠点に活動し、ペルー国籍も持っている。【ニューヨーク八田浩輔】

毎日新聞

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