対露追加制裁 トランプ氏「真剣に検討」 進まぬ停戦交渉にいら立ち
トランプ米大統領は8日、ウクライナに対する攻撃を続けるロシアのプーチン大統領について、「我々はプーチンから数多くのでたらめを聞かされている」などと非難し、対露追加制裁の実施を検討していることを明かした。停戦交渉で強硬姿勢を崩さないことへのいら立ちをあらわにした。ホワイトハウスで開いた閣議の際、記者団からの質問に答えた。
両首脳は3日、ウクライナ和平を巡って電話で協議した。しかし、軍事行動の早期停止を求めたトランプ氏に対し、プーチン氏は応じる姿勢を見せなかったとみられる。トランプ氏は協議後、「全く進展がなかった」「気に入らない」などと語っていた。
トランプ氏は閣議で、「私はプーチンに不満を持っている。彼は多くの人々を殺しているからだ」と改めて批判。プーチン氏は多くのうそをついていると指摘し、「我々にはいつも親切だが、結局は意味のないことだ」と述べた。対露追加制裁について記者団に聞かれると、「上院議員らの厳しい制裁法案をどう扱うかは、完全に私の判断に委ねられている。非常に真剣に検討している」と答えた。
また、「彼(プーチン氏)は人間を正しく扱っていないので、我々はウクライナに防衛用の兵器を供与している」と話した。
米国のウクライナ支援を巡っては、国防総省が2日、備蓄の不足などを理由に一部兵器の供給停止を表明。防空態勢の弱体化を懸念するウクライナのゼレンスキー大統領は4日にトランプ氏と電話で協議。トランプ氏は7日、防衛支援として兵器の追加供給に応じる考えを示した。
供給停止については、ヘグセス国防長官やコルビー国防次官(政策担当)が主導したと報じられ、政権内で十分な調整がなされていなかったとの見方も出ている。トランプ氏は、記者団から供給停止を事前に把握していたか問われたが、回答を拒否。誰の判断だったのかについても「知らない」と述べた。【ワシントン西田進一郎】
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