インドネシアの学校倒壊 死者計5人に 生徒59人が下敷きのままか

2025/10/02 16:01 

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 インドネシア国家災害対策庁(BNPB)は2日、東ジャワ州で9月29日に発生したイスラム寄宿学校の建物倒壊事故で新たに2人の死亡を確認し、死者は計5人になったと発表した。下敷きになっているとみられる生徒は、1日午後11時現在で59人にのぼるとしている。これまで手作業中心で救出に当たってきたが、生存者が確認できない場合は重機を用いた捜索を始めると明らかにした。

 BNPBによると、1日夜までにがれきの下から5人が救出され、1人は重体だった。学校では4階の増築工事が行われており、2階で礼拝中だった12~18歳の生徒が倒壊に巻き込まれた。100人超が自力で脱出するなどした。

 当初91人が建物の下敷きになっている恐れがあるとされたが、学校が把握している出席者名簿や家族らの情報を基に修正した。現場は混乱しており、今後も変動する可能性があるとしている。【バンコク武内彩】

毎日新聞

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