日本と中央アジア5カ国が初の首脳会合 高市首相「今こそ連携を」

2025/12/20 12:04 

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 高市早苗首相は20日、訪日した中央アジア5カ国の大統領との初の「中央アジア+日本対話」首脳会合を東京都内で開いた。首相は会合の冒頭、「国際情勢は大きく変わった。アジアと欧州をつなぐ貿易ルートとしての重要性も増している」としたうえで、「今こそ地域協力および世界との連携がますます重要となっている。今後の協力のあり方について議論したい」と語った。

 中央アジア5カ国は原油や鉱物資源が豊富で、日本企業の進出意欲も強い。隣接する中国、ロシアの影響が強い地域だが、米国なども相次いで首脳会合を開いており、外相レベルの協議を20年以上開いてきた日本も首脳会合に格上げした。

 首脳会合は高市首相が議長を務め、カザフスタンのトカエフ大統領、ウズベキスタンのミルジヨエフ大統領、トルクメニスタンのベルディムハメドフ大統領、タジキスタンのラフモン大統領、キルギスのジャパロフ大統領が出席した。【原諒馬、田所柳子】

毎日新聞

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