人身取引容疑、タイ国籍少女の母親を逮捕 容疑を一部否認 タイ警察

2025/12/24 17:09 

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 東京都内の性的サービスを行う個室マッサージ店で、当時12歳のタイ国籍の少女が働かされていた事件を巡り、タイ警察は24日、少女の母親(29)を人身取引などの容疑で逮捕したと発表した。母親は少女を働かせる目的で店に連れて行ったことは認めているが「違法行為だとは知らなかった」と述べ、容疑を一部否認しているという。

 逮捕容疑は、6月に当時12歳の長女を連れて来日し、東京都文京区の個室マッサージ店の経営者と契約した上で、店で性的サービスをさせたとしている。少女の売上金の一部は、タイにある母親名義の口座に振り込まれていたという。

 タイ警察は、母親が過去に同じマッサージ店で働いていたことから、性的サービスが提供されていることを把握した上で少女を働かせたとみている。

 警察によると、少女は母親と連絡が取れなくなったため、9月中旬、1人で東京出入国在留管理局(東京都港区)を訪れ、助けを求めた。母親は少女を日本に残してタイに帰国した後、渡航先の台湾で売春に関わった疑いで拘束された。12月23日にタイへ移送され、バンコクの空港で逮捕された。最長20年の拘禁刑が科される可能性がある。

 少女の家族の支援団体によると、少女は年明けにもタイに帰国し、施設で保護される予定だという。【バンコク国本愛】

毎日新聞

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