中国・ウルグアイ首脳会談 米国のドンロー主義に対抗、引き寄せ図る

2026/02/03 16:03 

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 中国の習近平国家主席は3日、南米ウルグアイのオルシ大統領と北京で会談し、包括的戦略パートナーシップを深化させることで一致した。国営新華社通信が報じた。

 トランプ米政権が南北アメリカを含む西半球を重視する「ドンロー主義」を提唱し、中国の影響力排除を目指す中、ウルグアイの引き寄せを図った形だ。

 米国が1月にベネズエラのマドゥロ大統領を拘束して以降、中国が中南米の首脳を迎え入れるのは初めて。

 習氏は会談で、米国を念頭に「国際情勢は混乱し、一方的ないじめがますますひどくなっている」と指摘。「ラテンアメリカやカリブの諸国が自らの主権や安全、発展の利益を守ることを中国は支持する」と述べ、ウルグアイと「平等で秩序ある世界の多極化」を進めていくと訴えた。

 新華社によると、オルシ氏は「中国は重要なパートナーだ」と強調し、台湾問題を巡る「一つの中国」原則などを支持すると述べたという。

 両首脳は貿易、投資での協力や教育、スポーツ分野での人的交流促進で一致。会談終了後、十数件の協力文書に調印した。【北京・畠山哲郎】

毎日新聞

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