ミラノ冬季五輪へ「選手のバトンつながった」 JOC橋本聖子会長
ミラノ・コルティナ冬季オリンピックは6日(日本時間7日)、開幕を迎える。冬季五輪では過去最多となる18個のメダルを獲得した北京大会から4年。今回はこれまでにない広域での開催となり、選手のサポート体制も重要になる。大会にどう臨むのか。日本オリンピック委員会(JOC)の橋本聖子会長に聞いた。
――五輪に挑む日本代表選手団の現状は。
◆近年、(冬競技の)日本代表はメダルの数やさまざまな記録面で成長している。今大会も成績を更新すべく、選手たちは4年間努力してきた。国際大会などの結果を見ても、その成果が表れている。(特定の競技に限らず)満遍なくトップレベルの選手がそろっており、チームジャパンとして、非常に良い結束力を持って臨めるチャンスが来たと思っている。
――4年前の北京大会以降、どのように成長してきたのか。
◆北京大会は「これから頂点を目指そうとする選手」と「ここが最後の五輪だという選手」がいた。そのバトンがしっかりとつながれてきている。
例えば、スピードスケートで言うと、これまでは小平奈緒さんという素晴らしいスケーターが日本を引っ張ってくれた。その後ろを次の頂点を目指す高木美帆さんが来ていた。そのリレーが非常にうまくつながった。短、中、長期的な視点で、途切れることなく選手を育成することができている。
サポート面でも成長している。スタッフは大会ごとにそれぞれの環境に合わせて必要なものを考えてきた。北京大会では寒さや新型コロナウイルスへの対策を徹底した。ミラノ・コルティナ五輪は分散開催で競技によって会場の場所が異なる。その環境にどう対応するのか。バンクーバー五輪あたりから現地にコンディションセンターなどが整えられてきたが、今回もしっかりと支えたい。民間企業もサポートしてくれている。アスリートにとって何が必要か、細かなことでも要望に応えられるような準備がなされている。選手、サポートともに良い状態にある。
――北京では過去最多となる18個のメダルを獲得した。今大会の目標は?
◆前回大会を上回る成績をチームジャパンとして掲げている。個人によって目標は違うが、サポート体制が整うと選手は誰もが金メダルを目指すようになる。選手が自信を持って金メダルを目指すと言えるような環境を整えたい。五輪は平和への貢献のほか、教育の側面もある。頑張るアスリートの姿を見ただけでも教育になると思う。人間力豊かな選手をみんなで育てあげることが、次世代の教育にもつながっていくことを意識したい。【聞き手・山田豊】
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