花巻東の野球部員、ほぼ半数が県外出身に アメリカからも

2026/02/02 17:03 

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 2024年の夏から4季連続で甲子園大会に出場する花巻東高(岩手県花巻市)の野球部は26年春入学の新入部員について、アメリカからの生徒を含む半数ほどが県外出身者となる見通しとなった。2日に決まった。佐々木洋監督は「県内・県外ともいいバランスを保って、強いチームを作って行きたい」と話している。

 大リーグの菊池雄星投手や大谷翔平選手を輩出した同高野球部は、原則として岩手県内の中学出身者が入部していた。しかし、佐々木監督が「全国から人材を募って、世界で活躍する人材を育てたい」として25年春に門戸を開放。昨春の新入部員は28人中、14人が県外出身者となった。

 今春は新入部員38人のうち、23人が県外出身。佐々木監督は「(県外出身者が半数となった)昨春は県内出身者との融和に苦労するかと思ったら、そうでもなかった。ベンチ入りやスタメンの選手の内訳も県内と県外の人数はそう変わらない」と明かす。「県内出身者はおとなしい子が多いが、県外は元気で積極性がある子が多く、お互い、いい刺激になっているようだ」と県外から部員を募る意義を強調する。

 同野球部ではすでにドイツから編入した選手がいるほか、今年の新入部員にはアメリカからやってきた選手もおり、国際化も進んでいる。「県内・県外の比率は、あまり意識せずに選考し、このような結果になった。来年以降も半々ぐらいで募ることができれば」と佐々木監督は話す。

 また、学校法人の理事長でもある小田島順造校長は「私立高として特色のある教育を目指しており、野球部もそのひとつだ。しかし県外出身者が多くなると県民の皆さんの共感を得られない可能性もあるので、1学年の人数を増やし、昨年より多い15人の県内出身者を入れた。多様な部員が所属することになり、今後の化学反応が楽しみだ」と話していた。【佐藤岳幸】

毎日新聞

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