「りんご日報」創業者 検察の立証不足で詐欺罪の実刑判決取り消し

2026/02/26 18:54 

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 香港高等法院(高裁)は26日、廃刊した民主派紙「蘋果(ひんか)(りんご)日報」の創業者、黎智英(れいちえい)(ジミー・ライ)氏の詐欺罪に関する上訴審を開き、禁錮5年9月とした1審判決を取り消した。検察側の立証が不十分だったとした。

 民主化運動を支援した大物として知られる黎氏は、9日に香港国家安全維持法(国安法)違反罪などで禁錮20年の実刑判決を受けていた。黎氏は収監中で、26日は出廷しなかった。

 詐欺罪を巡る2022年の1審判決は、黎氏が1998年から20年にかけて、政府系機関から賃借した土地の建物に、使用目的を偽って自らが関係する会社を入居させて利益を得たと判断。黎氏はこれを不服として上訴していた。

 香港政府の報道官は26日、検察当局が判決内容を精査したうえで、さらに上訴するか検討すると述べた。【台北・林哲平】

毎日新聞

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