震災支援に「海を隔てた友情刻まれた」 台湾で犠牲者の追悼集会

2026/03/11 17:28 

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 東日本大震災の犠牲者を追悼し、台湾による支援に感謝する集会が11日、台北市の日本台湾交流協会台北事務所で開かれた。被災県出身の在台邦人や台湾の対日窓口機関・台湾日本関係協会幹部らが献花した。

 在台邦人らで作る団体が主催し、日本人留学生らもボランティアで運営に関わった。

 岩手県人会代表で音楽家の宮靖さん(盛岡市出身)はあいさつで、震災翌年の2012年、岩手県宮古市などで演奏会を開いた際、台湾の支援に感謝する被災者らに囲まれたエピソードを紹介。「破格の支援が、現地の支えになっていた」と話した。

 当時、台湾では200億円以上の義援金や支援物資が集まり、援助隊が派遣された。集会では、台湾の支援で再建された南三陸病院(宮城県南三陸町)の医師らのビデオメッセージも流され、「海を隔てた友情と信頼は私たちの心に深く刻まれている」と伝えた。

 台湾の頼清徳総統は11日、「犠牲になった友人や災害から得た教訓に思いをいたしている」とのメッセージをフェイスブックに投稿。日台がともに地震多発地帯であることや、歴史的な深いつながりを踏まえ、防災や人道分野での実質的な協力を深めていきたいとつづった。【台北・林哲平】

毎日新聞

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