イラン、イスラエル北部の製油所も攻撃 エネルギー施設巡り応酬

2026/03/20 08:08 

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 イスラエルメディアは19日、イスラエル北部ハイファの製油所がイランによるミサイル攻撃を受けたと報じた。1人が負傷したが、施設に大きな被害はないという。イスラエル軍は18日、イラン南部にある世界最大規模の南パルスガス田の関連施設を攻撃しており、エネルギー施設を巡る攻撃の応酬が続いている。

 イランは19日、カタール北部ラスラファンの世界最大規模の液化天然ガス(LNG)の複合施設なども攻撃。カタールのカアビ・エネルギー担当国務相はロイター通信に対し、LNGプラントなどが大きな被害を受け、輸出能力の17%が失われたと明らかにした。修復には3~5年かかり、欧州やアジアへの供給が滞る懸念があるという。

 また米CNNは19日、米軍のF35ステルス戦闘機がイランによるとみられる攻撃を受け、中東の米軍基地に緊急着陸したと報じた。米中央軍のホーキンス報道官は、機体は無事着陸し、パイロットの容体は安定していると述べた。

 一方、イスラエル軍と米軍は19日もイラン各地で空爆を続けた。イスラエル軍はカスピ海のイラン軍艦艇などを攻撃したと発表。米軍制服組トップのケイン統合参謀本部議長は、イラクで親イラン武装組織を標的とした空爆を行ったと明らかにした。

 イスラエルのネタニヤフ首相は19日の記者会見で「イランはもはやウラン濃縮やミサイルの製造能力を失った」と戦果を強調。「地上部隊の投入には多くの可能性がある」と述べ、地上作戦の可能性にも言及したが、詳細は語らなかった。【エルサレム松岡大地】

毎日新聞

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