米独立記念日の花火で健康被害恐れ? PM2.5の濃度急上昇か
米首都ワシントンで4日の独立記念日に行われる花火大会で、大気汚染などによる健康被害が懸念されている。花火大会は毎年の恒例行事として親しまれているが、建国250年を迎える今年は「史上最大の花火大会」(トランプ米大統領)として例年を大幅に上回る規模で開催される。米メディアによると、会場周辺の大気が「有害」、近くの居住地などでも「非常に不健康」な状態になるとの見方が示されている。
◇約40分間で85万発以上予定
花火大会はワシントン中心部のナショナルモールで行われる。米紙ワシントン・ポストによると、例年は数十分で約2万発が打ち上げられるが、今年は約40分間で85万発以上の打ち上げが予定されている。過去最大としてギネス世界記録に認定されているフィリピンでの花火大会(2016年)の81万発を上回る可能性がある。
◇「刺激症状」引き起こす可能性
ワシントン・ポストが報じた米国立公園局の内部文書によると、ぜんそくや心臓病などを引き起こす微小粒子状物質「PM2・5」が最大で1立方メートルあたり2000マイクログラム超に急上昇し、大気汚染が3~6時間続くと試算されている。米国の環境基準は1日平均で35マイクログラム以下と定める。内部文書は「(呼吸器系などへの)刺激症状」を引き起こす可能性に言及している。
◇トランプ政権側は詳細公表せず
花火大会の公式ウェブサイトは子供や高齢者、基礎疾患のある人は「この間に屋外での長時間の滞在を避けるべきだ」と呼びかける。だが、政権側は詳細を公表せず、ワシントン・ポストなどの取材にもコメントしていない。【ワシントン金寿英】
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