石破茂首相は３１日の衆院予算委員会で、２月７日で調整しているトランプ米大統領との首脳会談を巡り、「安定的なエネルギー供給というものに対して、米国に要請すべきことはあると思っている」との認識を明らかにした。トランプ氏は化石燃料の増産強化を掲げており、米国の液化天然ガス（ＬＮＧ）などの供給を日本が受けることが念頭にあるとみられる。

　首相は「一方が得をして一方が損する関係が長続きをすると思っていない。だとすれば、日本において今足りないものは何か。中東情勢を鑑みても、エネルギーの安定供給が極めて大事なことだ」と説明した。自民党の小野寺五典政調会長への答弁。【村尾哲】