石破首相、拉致問題解決へ協力求める方針 トランプ氏と7日会談

2025/02/04 18:03 

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 林芳正官房長官は4日の記者会見で、石破茂首相が6~8日の日程で米ワシントンを訪問し、トランプ大統領と日米首脳会談を行うと正式発表した。「率直な意見交換を通じて個人的関係を構築するとともに、安全保障や経済などの諸課題について一層の協力を確認し、日米同盟を更なる高みに引き上げていきたい」と述べた。

 対面では初となるトランプ氏との会談は7日に行われ、首相は北朝鮮による拉致問題の解決に向けた協力も求める方針だ。岩屋毅外相も首相の訪米に同行する。

 トランプ氏は第1次政権(2017~21年)で、史上初の米朝首脳会談を含め、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党総書記と3度会談。2期目の大統領に就任して以降も、金氏との再会談に意欲を示している。

 林氏は会見で「トランプ氏には第1期政権時に拉致被害者ご家族と2度面会していただき、米朝首脳会談で拉致問題に関する日本の考えを金正恩氏に伝えていただいたのは大きな成果だった」と振り返った。そのうえで「拉致問題の解決には米国との連携も重要だ。北朝鮮への対応にあたってもトランプ政権と緊密に意思疎通を図っていく」と強調した。【鈴木悟】

毎日新聞

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