高校無償化で所得制限撤廃、私立は26年度から 自民案、維新は保留

2025/02/06 18:20 

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 日本維新の会の前原誠司共同代表は6日の記者会見で、自民党の小野寺五典政調会長と5日に面会し、自民党から就学支援金制度の所得制限を公立は2025年度、私立は26年度に全国で撤廃する案を提示されたと明らかにした。前原氏は回答を保留した。

 自民側は、就学支援金の「年収910万円未満」の所得制限を撤廃し、公立の授業料に相当する年11万8800円を一律支給する案を示したという。

 維新は25年度中の私立高校無償化も求め、私立に通う世帯に大阪府と同じ年63万円を上限に支給することを提案している。前原氏は「これがキックオフだ」と述べ、私立の支援のあり方などについて与党側と協議を継続する考えを示した。【田中裕之】

毎日新聞

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