菅元首相地元の市議補選、国民民主新人が当選 自民は擁立見送り
菅義偉元首相の地元である横浜市南区の市議補選は、野党4党が1議席を争った。党幹部の応援入りが相次ぎ、参院選の前哨戦さながらの激しい選挙戦が繰り広げられたが、昨年10月の衆院選で躍進した勢いそのまま、国民民主党が議席を獲得した。
南区は市議定数4。補選前の勢力は自民党2、公明党1、立憲民主党1だった。菅元首相の元秘書、遊佐大輔市議(自民)が任期を2年以上残し、自己都合で辞職。このため自民は擁立を見送った。
「党支持率の上昇が大きく、候補者本人の熱心さ、行動力もある」。国民民主県連の小粥康弘代表は勝因を分析した。当選した新人、熊本千尋氏(30)の応援には、玉木雄一郎代表(役職停止中)や榛葉賀津也幹事長も駆けつけた。
熊本氏のほか、共産党元職、立憲と日本維新の会の新人が立候補した今回の補選。立憲の野田佳彦代表や維新の前原誠司共同代表ら党幹部が選挙区入りし、国政選挙並みの応援態勢だった。
次点の共産元職の得票数は前回選とほぼ同じ。南区で2議席目を狙った野党第1党の立憲は3位に終わった。青柳陽一郎県連代表が「非常に厳しい結果だ。党勢が表れた」と嘆いた。支持率が低下気味の維新は、最下位に沈んだ。
◇野党の元職1人、新人2人を破る
議員辞職に伴う横浜市南区の市議補選が9日投開票され、国民民主党の新人、熊本千尋氏(30)が初当選した。野党の元職1人、新人2人を破った。当日有権者数は16万5035人(男8万2420人、女8万2615人)。投票率は23・8%(前回41・3%)だった。【岡正勝、遠藤和行】
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