「年収の壁」 自公が制限緩和を検討 上限850万円で調整

2025/02/21 12:19 

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 所得税がかかり始める「年収103万円の壁」の見直しを巡り、自民・公明両党は21日、課税水準の引き上げの対象になる年収制限の上限を850万円にする方向で調整に入った。公明党が年収制限の緩和を求めていた。年収制限の撤回を求めている国民民主党との3党会談を同日中にも開き、提案するとみられる。

 自民党関係者によると、所得税の減収規模は6000億円程度になるとみられ、赤字国債の発行をせずに済むという。

 自民の当初案は、引き上げ対象を年収500万円以下に限っていた。【佐藤慶】

毎日新聞

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