自民・森山幹事長、石破首相退陣論を否定 「信頼回復が一番大事」

2025/03/14 12:44 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 石破茂首相が自民党衆院1期生との会食に際し1人10万円分の商品券を配布した問題を巡り、自民党の森山裕幹事長は14日、「国民の信頼を回復できる政治をしっかり確立していくことが一番大事な責任の取り方だ」と述べ、党内の一部で出ている首相退陣論を否定した。首相の処分についても「党として処分をすることは考えていない」と明言した。党本部で記者団に語った。

 森山氏は「今の時点では、予算の早期成立を果たすことが一番大事だ」と強調。2025年度予算案の成立に向けて「我が党のことでご迷惑をかけているのは大変申し訳ないが、予算とは切り離して各会派に対応をお願いしなければいけない」と語った。

 派閥裏金事件などを巡り「国民から厳しいご批判をいただいている最中だ」とした上で「全ての行動に対して『瓜田(かでん)に履(くつ)を納(い)れず』『李下(りか)に冠を正さず』という教えをしっかりと意識しながら、活動していくことが大事だ」と語った。【川口峻】

毎日新聞

政治

政治一覧>