維新、予算再修正案に賛成へ 自公は3月中の成立図る

2025/03/18 15:27 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 日本維新の会は18日の役員会で、高額療養費制度の自己負担上限額引き上げの凍結を反映した2025年度予算案の再修正案に賛成する方針を決めた。自民党は同日の総務会、公明党は同日の政調全体会議で再修正案を了承。再修正案は参院で可決後、与党過半数割れの衆院に回付され、自公と維新の同意を得て成立することが確実となった。↵  維新は再修正案への賛否を保留していた。前原誠司共同代表は役員会後の会合で「我々は(衆院で)予算には賛成したが、高額療養費については問題ありだと申し上げてきた。修正されるということは我々の方向性にかなっている」と述べた。

 再修正案は近く参院に提出される見通し。参院で可決後、衆院に回付し、改めて本会議で議決する必要がある。政府・与党は28日にも参院で可決し、年度内に予算を成立させたい考えだ。当初予算案が参院で修正され成立すれば史上初となる。↵  再修正案は予備費7500億円の一部を減額し、負担上限額の引き上げ見送りで必要となる105億円を捻出する。一般会計の歳出総額は115兆1978億円。【田中裕之、高橋祐貴】

毎日新聞

政治

政治一覧>

写真ニュース