泉房穂氏の参院選支援「話ほぼ消えた」 国民民主・兵庫県連代表

2025/03/29 18:16 

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 前兵庫県明石市長で夏の参院選兵庫選挙区(改選数3)に立候補を表明した泉房穂氏(61)について、国民民主党県連の向山好一代表は29日、「支援する話はほぼ消えたと思ってもらっていい」と述べ、泉氏支援を断念し、4月中を目指して独自候補の擁立を進めていく考えを明らかにした。神戸市内で報道陣の取材に応じた。

 泉氏が立候補会見で「魅力的な政党がない」などと発言したことを玉木雄一郎党代表が問題視。向山代表は年頭から泉氏の党県連での推薦を水面下で協議していたと明かし、「残念だが、党の考えを受け入れざるをえない」と語った。

 同日、立憲民主党県連は同市内で常任幹事会を開催し、参院選について協議した。井坂信彦代表は「何も決まっていない。現状から議論をスタートしたい」と述べるにとどまった。

 この日、泉氏はJR明石駅前の街頭活動後、報道陣の取材に「無所属で立候補し、広く応援をもらうというスタンスは変わらない。(政党、団体の)それぞれの判断だ」とした。【栗田亨、入江直樹】

毎日新聞

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