毎日新聞は１７、１８日の両日に全国世論調査を実施し、コメの価格高騰への政府の対応について尋ねたところ、「評価しない」が６２％に上り、「評価する」（１２％）を大きく上回った。「どちらとも言えない」も２６％あった。

　農林水産省によると、４月２８日～５月４日に全国のスーパーで販売されたコメ５キロ当たりの平均価格（税込み）は、過去最高値だった前週より１９円安い４２１４円。１８週ぶりの値下がりになったが、依然、前年同期の約２倍と高止まりが続いている。政府は、備蓄米の放出や集荷業者に売り渡す際の入札制度の見直しなど対応に追われている。

　調査は、スマートフォンを対象とした調査方式「ｄサーベイ」で実施した。ＮＴＴドコモのｄポイントクラブ会員を対象としたアンケートサービスを使用し、全国の１８歳以上約７４００万人から調査対象者を無作為に抽出。２０４５人から有効回答を得た。【野原大輔】