国民民主、選択的別姓の民法改正案を了承 子の姓は戸籍筆頭者に

2025/05/23 19:54 

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 国民民主党は23日の党政調全体会で、選択的夫婦別姓の導入に向けた民法改正案を了承した。提出時期については、浜口誠政調会長に一任した。

 国民民主案は夫婦が別姓を選んだ場合、子の姓は婚姻時に決めた戸籍筆頭者と同じにするのが柱。会合後、玉木雄一郎代表は記者団に「結婚によって(姓を)変えなければいけない不便や不利益を解消していく。個人の尊厳、アイデンティティーにも配慮する」と述べた。戸籍法の改正は伴わないとし、「戸籍をどのように調整していくのかは、(民法改正案の)付則に書く」と述べた。

 制度導入に向けた法案を提出している立憲民主党の黒岩宇洋氏は、衆院法務委員会の理事懇談会で、日本維新の会が提出している旧姓の通称使用を法制化する法案と合わせて、28日の委員会で審議入りできるよう国民民主に早期の法案提出を求めた。会合後、黒岩氏は国民民主案について記者団に「極めて立憲案と近い。別姓を選択できるという範ちゅうで、自分たちの案にこだわることなく柔軟に対応していく」と歩み寄る可能性を示した。【遠藤修平、安部志帆子】

毎日新聞

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