政治家同士の「飲み食い」 維新が上限5000円→1万円に緩和検討

2025/06/16 18:53 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 日本維新の会の吉村洋文代表は15日、政治家同士の飲食費について、党内のルールで上限額としている5000円から1万円への変更を検討する考えを明らかにした。党ガバナンス委員会(委員長=竹中平蔵・慶応大名誉教授)がこの日提出した中間報告で基準を示した。

 ガバナンス委は中間報告で、政治活動としての飲食について一定額以上を報告するルールを定め、第三者が妥当性をチェックする仕組みを提唱。民間企業が交際費から除外できる上限額で、国家公務員も利害関係者との飲食で届け出を原則義務づけられる1万円を基準とした。

 吉村氏は中間報告後、「早速、ルールを決めていきたい」と述べた。

 吉村氏は昨年12月の代表選で、政治家同士の飲食を伴う会合を「飲み食い政治」と批判。5000円を上限とする党内ルールを打ち出したが、「厳しすぎる」との声も出ていた。【園部仁史】

毎日新聞

政治

政治一覧>