国民・玉木氏「選挙向けの発言は国益害する」 首相の関税巡る発言で

2025/07/11 16:34 

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 国民民主党の玉木雄一郎代表は11日、石破茂首相がトランプ米政権との関税交渉をめぐり「なめられてたまるか」と発言したことについて、「選挙向けの、国内向けの強い発言は交渉を難しくし、国益を害する可能性があるので慎重に発言すべきではないか」と苦言を呈した。東京都内での街頭演説後、記者団の質問に答えた。

 玉木氏は「交渉は厳しくやるけれども、交渉の外では相手に対する敬意や尊敬の念を持って発信することが重要だ」とも語った。

 首相は9日の千葉県船橋市での街頭演説で、トランプ政権との関税交渉を巡り「国益を懸けた戦いだ。なめられてたまるか。同盟国であっても正々堂々言わなければならない」などと発言した。10日夜のBSフジ番組では発言の意図について「(米国に)いっぱい頼っているのだから言うことを聞けということだとすれば、それは侮ってもらっては困るということだ」と説明した。【田辺佑介】

毎日新聞

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