参政党・神谷氏 「与党入り目標」も自公連立への参加は慎重姿勢

2025/07/14 19:06 

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 参政党の神谷宗幣代表は13日、千葉県柏市内で演説し、次期衆院選で与党入りを目指す考えを示した。「今回の参院選で躍進してもいきなり50議席、60議席になるわけではない。次の解散・総選挙で、一気に与党入りを目指して頑張りましょう」と支持を呼びかけた。

 次期衆院選については「早ければ今年の秋かもしれない。来年の春かもしれない。いつになるか分からない」と強調。「もう次を考えて動かないといけない。今回の参院選が終わって一息つけるなんて日はやってこない」と述べた。

 神谷氏は14日、与党の枠組みに関してX(ツイッター)に投稿した。「私がイメージしているのは、ヨーロッパのような小政党の連立与党だ」「与党は自民党だという想定では困る」と記し、連立政権を想定する相手は自民党に限定しない考えを示した。

 さらに同日の高松市内の演説では「我々はどこかの党とけんかしようという党ではないから、柔軟にどこの党とでも交渉する」と主張。その上で「今の自公政権の政策がおかしくてこうなっているんだ、とずっと言っている。そこを延命するようなことをするはずもありません」と述べ、自公による連立枠組みの拡大への参加には慎重な考えを示した。【安部志帆子】

毎日新聞

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