石破茂首相は１８日、今月６日から九州を中心に相次いだ記録的な大雨による被害について、復旧事業の国庫補助率が上がる「激甚災害」に指定する見込みだと明らかにした。地域を限定しない激甚災害（本激）とする。首相官邸で坂井学防災担当相と面会後、記者団に語った。

　首相は大雨被害により、１８日午前７時時点で８人が死亡、１人が行方不明になるなどし、全国１２の県で建物の倒壊・浸水などの被害が報告されているとしたうえで、「引き続き自治体と緊密に連携しながら、生活の支援や被災地の復旧支援に取り組む」と記者団に語った。【神山恵】