石破首相、トランプ氏と立ち話 「これまでの友情と信頼に感謝」

2025/09/24 11:22 

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 石破茂首相は23日夕、米ニューヨークでトランプ米大統領と短時間の立ち話をした。首相は「これまでの友情と信頼に感謝する。世界の平和と繁栄を実現する上で日米同盟の重要性は今後も変わらない」と述べた。両首脳は日米双方の国益に資する着実で前向きな進展があることを歓迎した。

 トランプ夫妻主催のレセプションに招待されたという。対面の面談は6月のカナダでの主要7カ国首脳会議(G7サミット)に合わせた会談以来で、昨年10月の首相就任以来で3回目となった。

 また、国連のグテレス事務総長とも会談した。首相は「国連安全保障理事会改革は緊急に必要だ。引き続き連携したい」と述べ、グテレス氏も国連改革に向けて日本との連携に期待感を示した。両氏は核軍縮・不拡散に加え、北朝鮮の核ミサイル問題などで協力する方針を確認した。

 首相は23日夜に予定する一般討論演説で、パレスチナの国家承認について、「承認するか、しないかでなくいつ承認するかの問題だ」として承認を引き続き検討する姿勢を示す。日本は今回の総会で承認を表明する仏英などに同調しないが、今後の情勢次第で承認に踏み込む可能性を示唆する。【ニューヨーク田所柳子】

毎日新聞

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