高市氏「自分なりに確認した」 外国人が鹿を蹴り上げたとの発言で

2025/09/24 15:05 

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 自民党総裁選に立候補した高市早苗前経済安全保障担当相は24日、日本記者クラブ主催の討論会で、外国人が鹿を蹴り上げたとする自らの発言について根拠を問われ「自分なりに確認をした」と述べた。

 高市氏は、総裁選が告示された22日の演説会で「奈良の鹿を足で蹴り上げる、とんでもない人がいる。外国から観光に来て、日本人が大切にしているものをわざと痛めつけようとする人がいるんだとすれば、何かが行き過ぎている」と発言した。

 さらに「神社の鳥居を鉄棒か何かのように見立ててぶら下がって遊ぶ観光客がいる」とし、「日本人の気持ちを踏みにじって喜ぶ人が外国から来るようなら何かをしないといけない」とも述べた。

 24日の討論会では主催者側から発言について問われ、「多くの日本人の中に芽生えている不安や怒り、そういったことをどう改善していくか。そこにも取り組みたいという思いを申し上げた」と語った。

 高市氏の発言を巡っては、共産党の小池晃書記局長が「外国人に対する偏見、排外主義的な議論をあおり立てるのは大きな問題がある」と批判している。

毎日新聞

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