高市首相「私も大変しんどい思い」 女性の健康課題対応に意欲

2025/11/06 18:57 

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 高市早苗首相は6日の参院本会議での代表質問で、女性の健康課題について「私自身も大変しんどい思いをしたが、社会の理解は不十分だった」と述べ、自身の経験も交えながら対応に意欲を示した。

 首相は2012年に自民党政調会長に就任した時から問題に取り組んできたが、当初は「なかなか男性議員の理解が得られなかった」と振り返った。

 生理の苦しみや出産後の不調、更年期障害など多岐にわたるが、「女性自身も理解していなくて病気の発見が遅れたり、医療機関でも専門医じゃなければ気がつかなかったり、さまざまな問題があった」と支援の重要性を強調した。勉強会を重ねる中で男性議員にも理解が広がり、昨年10月には国の施設「女性の健康総合センター」(東京都世田谷区)を設置したという。

 自らも急にのぼせやほてりが出るなどの更年期障害を経験し、「(マスコミに)写真を撮られ、わりとひどい言葉で書かれたこともあった」と明かした。「診療拠点の整備や研究、健康相談支援態勢の強化などを進めたい」と意気込んだ。立憲民主党の塩村文夏氏の質問に答えた。【野間口陽】

毎日新聞

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