沖縄訪問の小泉防衛相、玉城知事と会談 防衛体制強化に理解求める

2026/01/08 21:04 

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 沖縄県を訪問している小泉進次郎防衛相は8日、那覇市の県庁で、就任後初めて玉城デニー知事と会談した。小泉氏は中国の艦船が沖縄県・尖閣諸島の周辺や太平洋で活発に活動していることなどに触れ、「我が国自身の防衛力強化や、日米同盟の抑止力、対処力を向上させることは重要だ」と述べ、南西諸島での防衛体制強化に改めて理解を求めた。

 会談は約30分間で、冒頭のみ記者団に公開された。玉城氏は、米軍の機能や規模が縮小されないまま、自衛隊の増強を進めることは基地負担の増加につながるとしたうえで、「抑止力の強化がかえって緊張を高め、不測の事態が生じることを懸念している」とし、反撃能力(敵基地攻撃能力)を有する装備を県内に配備しないよう求めた。政府が進める米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画についても「(本土との)負担格差を永久に固定化する」として改めて断念を求めた。

 小泉氏は終了後の記者会見で基地負担の軽減について「全力で取り組みつつ、防衛体制の強化もしっかりと進めていく。この両輪の取り組みを進める決意を強くした」と述べた。

 小泉氏は7日から沖縄を訪れ、8日には航空自衛隊那覇基地(那覇市)を訪問。先月に沖縄本島南東の公海上空で起きた、中国軍機によるレーダー照射に対処した自衛隊機のパイロットらから当時の状況を聞き取った。小泉氏は記者団に「隊員一人一人の崇高な任務を理解していただかなければいけない」と述べた。

 沖縄訪問中、小泉氏は在沖縄米軍トップのロジャー・ターナー中将や、名護市、宜野湾市などの基地所在市町村の首長らとも相次いで会談。普天間飛行場などを視察した。【比嘉洋】

毎日新聞

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