金高騰で一体いくらに? 富山県議会、使用済み議員バッジを売却へ

2026/01/13 09:50 

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 富山県議会(定数40)が、使用済みとなった議員バッジの売却を進めている。バッジには14金(金含有率58.5%)が含まれており、近年の金の価格高騰で、その売却益に注目が集まっている。

 バッジは、菊の花をあしらった中央部分と台座に14金が計3.7グラム使用されている。1期4年ごとに購入して県議に貸与され、1期終えると県議会に返される。返還されたバッジが一定の数に達すると、その都度売却してきた。

 近年、金価格が世界的に高騰し、1グラムあたりの価格(24金)は10年前の2016年1月には4000円台だったのが、現在は約6倍の2万4000円前後まで跳ね上がっている。

 県議会は23年に30個を計72万円で売却し、県の一般財源に充てた。今回は72個を売却する予定で業者との間で調整を進めている。14金の重量は計451グラムと推計され、売却益の大幅な増加が予想される。ただ、県議会事務局総務課の山本貴一課長補佐は「金の価格が上がったから売るわけではない。売却の時期と偶然一致しただけ」と冷静に受け止める。

 一方、金の価格高騰はバッジの購入にも影響を与えそうだ。19年4月の改選前に購入した際は1個1万8000円だったが、23年には同4万円と2倍以上に値上がりした。

 金価格の高騰を受け、県議会は23年に内規を変更。バッジについて、より安価な金メッキも使用できるようにした。金価格のさらなる高騰を見越した措置とみられるが、次期改選時にどちらを購入するかは、県議の意向も踏まえて検討するという。【浜名晋一】

毎日新聞

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