不在1年7カ月 高知・香美市で教育長ようやく決まる 議会が同意

2026/01/14 16:07 

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 高知県香美市議会は14日、2024年5月から約1年7カ月間にわたって異例の長期不在が続いていた市教育長に、元市立中学校長の前田圭一氏(65)を任用する人事案に同意した。依光晃一郎市長の提案を受け入れた。これまで2回、市議会は市長提案の人事案を不同意として退けたが、3回目でようやく同意され長期の教育長空席という異常事態は解消されることになる。

 14日開催の市議会定例会で、出席議員16人のうち議長を除く15人全員が同意した。

 同市の教育長人事を巡っては、24年5月に任期満了を迎える教育長(当時)の後任人事で生涯教育を重視する依光市長と、義務教育を重視する教育委員側が対立。同月に依光市長が提案した人事案は市議会で不同意とされた。さらに25年5月にも、依光市長は別の人物の教育長任用を提案したが、再度不同意とされていた。

 依光市長は今回の人事案について、「前田氏は長く中学校長を務め、山積する課題をチームで解決するなど、マネジメントの手腕は県内でも高く評価されている。校長退職後も市教委の学校問題サポートチームの統括官としてリーダーシップを発揮している」と説明し、適任であることを強調した。

 議会終了後、取材に対して依光市長は「市民にご心配をおかけしていたので、同意されてほっとした。教育委員の考えも尊重する人事案を提出した。これまで教育委員との間で望むべき教育長の人物像を議論できなかったのは残念だ」と話した。【小林理】

毎日新聞

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