公示日に選挙戦始められない?大雪でビラ届かず…異例事態に陣営悲鳴

2026/01/26 16:32 

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 札幌市などでは26日、大雪により物流や交通機関がまひした状態が続き、27日公示の衆院選に向けた影響も出ている。各陣営ではビラが届かないなどの事態が起きたほか、公示日に選挙戦を始められない可能性も出ており、関係者からは悲鳴が上がった。

 札幌市では25日午後10時までの24時間降雪量が1月の観測史上最大の54センチを記録した。その影響で25日から26日の午前10時半までに新千歳空港と丘珠空港の航空便は計149便が欠航。JR北海道も線路の除雪作業に追われ、26日も札幌圏の列車の運休が続いた。

 道内の野党組織の関係者によると、降雪の影響で25日に東京から到着予定だった比例候補者のビラが届かなかった。26日正午時点でも届いておらず、公示日に間に合うか不透明な状況だという。

 また、比例候補者の街宣車やポスターに掲示が義務づけられている証紙などが、公示日に届かない可能性もある。従来の選挙では公示日の午前中に東京で受け取った証紙を、職員が飛行機で札幌まで運んでいた。

 27日まで交通の乱れが続けば、公示日に選挙戦が始められない異例の事態になりかねない。

 道内の野党関係者は「もし25日が投票日だったら、選挙に行こうなんて危険すぎて言えなかった。選挙運動や投票行為の地域間格差が大きすぎて、選挙の平等性が保たれない」と憤る。

 豪雪の中、街頭に出る準備を進める陣営にも不安が漂う。札幌市内の野党候補予定者の陣営は「雪は先が見えないのが一番困る。街頭演説で人を集めにくいし、車を降りて握手できるかも行ってみないと分からない」と頭を抱えた。

 与党道組織にも、複数の陣営から「ビラが届かない」などの悲鳴が届いているという。ある陣営関係者は「25日みたいな大雪だと車が動かせない。選挙への影響は少なからずある」と嘆いた。【後藤佳怜、片野裕之、水戸健一】

毎日新聞

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