明治安田生命、出向社員が社外秘情報不正持ち出し39件 21年4月以降

2026/01/26 18:27 

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 明治安田生命保険は26日、社員が出向先の保険代理店から社外秘の情報を無断で持ち出していた事例を39件確認したと発表した。代理店4社から、他社商品を含む保険販売の教育資料や、保険の販売実績一覧などを持ち出していた。同社は組織的関与を否定している。

 持ち出したのは出向していた社員5人。本社の法人営業部門の5人も社外秘の情報と知りながら受け取っていた。持ち出しは2022年5月から24年8月にかけて発生した。同社は関与した10人以外に、取得した情報を社内で共有していないと説明している。

 情報を持ち出した出向社員は「(本社側の)出向先の理解につながると思った」と理由を話しているといい、同社は出向社員が自発的に持ち出したとみている。

 調査対象期間は2021年4月~25年7月。それ以前については調べておらず、全容はわかっていない。追加調査の予定もないという。

 日本生命と同社の子会社ニッセイ・ウェルス生命で昨年、銀行などへの出向者が計1500件以上の社外秘情報を無断で持ち出していたことが発覚し、生保各社が調査を始めた。住友生命保険と第一生命保険も近く調査結果を公表するとみられる。

 日生の社内集会では課長級職員が出向者を「スパイ」呼ばわりしていたことが取材で判明しているが、同社は組織的関与を否定している。【山口智】

毎日新聞

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