中学生の暴行動画3本を「いじめ重大事態」に 第三者委設置へ 大分

2026/01/26 19:11 

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 大分市の中学校で生徒間の暴力行為を撮影した動画が交流サイト(SNS)で拡散した問題で、市教育委員会は26日、動画の暴力行為を「いじめ重大事態」に認定したと公表した。今後、弁護士や医師らによる第三者委員会を設置して学校の対応に問題がなかったか調査し、再発防止を図るとしている。

 市教委によると、動画は計3本で、同じ男子生徒が、それぞれ別の生徒に暴力を振るう内容。2025年7月に2本、同9月に1本が撮影されていた。7月撮影の動画には校内の廊下で馬乗りになって複数回殴ったり、頭を蹴ったりする様子などが映っていた。9月撮影の動画には公園で暴力を振るう場面が記録されていた。

 市教委は3本の動画の暴力行為はいずれも、いじめ防止対策推進法に基づく「いじめ重大事態」に当たると認定。9月撮影の動画については、学校側が被害生徒の保護者から当日に連絡を受け、暴行の事実とともに把握していたことも明らかにした。ただ、生徒同士のけんかと判断し、市教委に報告していなかった。7月撮影の2本の動画については、今月8日以降にSNSで拡散されて学校側も初めて把握したという。

 動画はいずれも現場に居合わせた生徒らが、学習用のタブレット端末やスマートフォンで撮影したが、X(ツイッター)に投稿された経緯は不明という。同じXのアカウントには今月4日、栃木県内の高校での暴力行為の動画も投稿されていた。【山口泰輝】

毎日新聞

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