衆院選、「立憲票」4割が他党に流出 参院選から変化 出口調査分析

2026/02/16 15:19 

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 衆院選で共同通信社が実施した出口調査のデータに基づき、有権者の投票行動が昨年の参院選から、どのように変化したかを分析した。比例代表の投票先で比較すると、参院選で立憲民主党に投票した人のうち、衆院選で中道改革連合に投票した人は6割どまり。4割は自民党やチームみらい、国民民主党など他党に流れていた。

 「立憲票」の流出先は、全国11ブロックの平均(加重平均)で自民が最多の8・7%。みらい(8・1%)▽国民民主(6・9%)▽共産党(4・2%)▽日本維新の会(3%)――と続いた。

 ブロック別でみると、東京ブロックでは中道への投票が55・7%にとどまり、流出先はみらいが13・4%で最多。北陸信越、中国ブロックでは自民への流出が各11・2%、東北ブロックでは10・1%に上った。

 一方、参院選で公明党に投票した人のうち73・9%が衆院選で中道に投票した。中道を結党した立憲と公明で支持層固めに差が出た。

 総務省によると、中道は衆院選比例で1043万票(得票率18・23%)を得票した。昨年の参院選で立憲と公明が獲得した計1260万票(同21・3%)を大幅に下回った。

 参院選では、国民民主や参政党などの新興政党が躍進。自民を支持していた保守層の一部が流出し、衆参両院で少数与党への転落につながったと指摘された。

 出口調査データによると、参院選で国民民主に投票した人の18・2%が、今回の衆院選では自民に投票。参政から自民に投票先を変更した人は19・1%だった。高市早苗首相の人気を背景に、自民が一定程度「保守票」を奪還したとみられる。【藤田剛】

毎日新聞

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