兵庫県警本部長「誹謗中傷止めるメッセージ」 立花氏発言否定で説明
兵庫県の文書告発問題に関する県議会調査特別委員会(百条委)の委員だった竹内英明元県議(50)が死亡したことについて、政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首(57)が動画サイトなどで「逮捕されるのが怖くて自ら命を絶った」などと発信した。これについて、県警の村井紀之本部長は20日、「竹内元議員について任意の調べをしたこともないし、ましてや逮捕するというような話は全くない」と全面的に否定した。県議会警察常任委員会で答弁した。
村井本部長は「基本的に個別案件の捜査について言及することは差し控えているが、事案の特殊性に鑑みた」として答弁。「全くの事実無根で、明白な虚偽がSNS(ネット交流サービス)で拡散されていることについては極めて遺憾だ」と述べた。村井本部長は委員会後の取材に「県警のトップとして明確なメッセージを出すことで、誹謗(ひぼう)中傷を止めたかった」と語った。
竹内氏は百条委で、斎藤元彦知事らの疑惑が文書で告発された問題を追及。2024年11月の知事選直後、「一身上の都合」を理由に県議を辞職した。関係者によると、SNS上で誹謗中傷を受けており、周囲に「家から出ることも難しい状況だ」と相談していた。
立花氏は知事選に出馬し、斎藤氏への投票を呼び掛けるなどして落選。19日に竹内氏の死亡が報じられた後、「あした逮捕される予定だった」などと発信したが、後に削除。20日夜には、当初の発信について「間違いで訂正する。謝罪をさせていただきます」とする動画を投稿した。
委員会で県警の藤森大輔刑事部長は「知事選では、告訴・告発の形で警察に処罰を求める動きがあるのも事実。受理した事案について迅速に捜査を行うべく、内容や証拠をできる限り早期に把握し順次捜査している」と説明した。
竹内氏が死亡したことについて、斎藤知事は20日、報道陣に「大変ショックを受けた。議会で時には厳しいやりとりをした。心からご冥福をお祈りしたい」と語った。用意した紙を読み上げた。SNS上の書き込みなどについては「人の心を傷つけてはならない」と述べる一方、県からの削除要請については「SNSを運用する側が対応すべきだ」と消極的な姿勢を示した。
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