大阪府立高の入試制度改革 選抜一本化、複数校志願可能に
大阪府教委は20日、志願者の減少傾向が続く府立高の入試制度改革案を公表した。現行の一般選抜と特別選抜を一本化し、入試日を従来の一般選抜日程から10日程度早い、3月1日ごろに前倒しするほか、複数校志願が可能となる。また各校の特色、求める生徒像に基づいて選抜する「アドミッションポリシー枠(仮称)」が新設される。新しい入試制度は現在の小学6年生が受験する2028年春の入試から適用する予定。
府立高は近年、高校授業料無償化制度の私立への拡充や通信制などニーズの多様化などにより、中学卒業者に対する志願者数の割合の減少傾向が続いている。昨春、2024年度入試は全日制の府立高で約半数が定員割れとなった。不登校や中途退学、転学の割合が高いことも課題に挙げられていた。
府教委は、入試制度や府立高改革の方向性について、有識者らでつくる府学校教育審議会に諮問し、24年8月に答申を受け、検討を進めていた。
今回の新しい制度案は、合格決定時期を早めて相談会や体験授業、中学・高校間の情報共有の時間の確保を図る。また、アドミッションポリシー枠の新設で生徒の興味・関心と学校の特色を一致させるなど、学校と生徒のミスマッチを減らす入試制度を目指す。
具体的には、アドミッションポリシー枠は一般枠の5教科のテストに加えて、各学校の特色に合わせた面接やプレゼンテーションといった独自の試験を課したり、5教科のうち特定の教科の成績のみを使用したりする。定員の50%を上限に各校が合否を判定し、一般枠に優先して選抜されるという。
複数校志願の詳細な制度設計は今後検討していくとしている。
府教委は今後、中学・高校関係者らの意見を踏まえ、3月の教育委員会会議で最終決定する見通しという。各校のアドミッションポリシーや詳しい入試方法は25年度中に公表される予定。【戸田紗友莉】
-
「包丁持って診察室に」 殺人未遂容疑で22歳逮捕、院長が軽傷
20日午後5時55分ごろ、大阪府泉大津市にあるクリニックの関係者から「男が包丁を持って診察室に入ってきた。包丁を振り回してそのまま逃げた」と110番があった。…社 会 6時間前 毎日新聞
-
闇バイト強盗の指示役とリクルーターか 窃盗容疑で2人逮捕 千葉
首都圏を中心に相次いだ「闇バイト」が絡んだ強盗などのうち、2024年11月に千葉県野田市の住宅であった空き巣に関与したとして、千葉県警は20日、東京都江戸川区…社 会 6時間前 毎日新聞
-
障害有無の格差埋める判断 法整備が背景に 「逸失利益」高裁判決
生まれつき聴覚障害がある女児(当時11歳)が7年前、重機にはねられ死亡した事故を巡り、将来得られたはずの収入「逸失利益」の算定が争われた訴訟の控訴審判決で、大…社 会 7時間前 毎日新聞
-
「医師切りつけられた」と通報 患者関与か 大阪府警が身柄確保
20日午後6時15分ごろ、大阪府泉大津市にあるクリニックで「医師が刃物で切りつけられた」と119番があった。大阪府警などによると、医師は腹部を負傷して病院に搬…社 会 7時間前 毎日新聞
-
兵庫県警本部長「誹謗中傷止めるメッセージ」 立花氏発言否定で説明
兵庫県の文書告発問題に関する県議会調査特別委員会(百条委)の委員だった竹内英明元県議(50)が死亡したことについて、政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝…社 会 7時間前 毎日新聞