「津波が来たら速やかに」 教訓生かす「韋駄天」競走 岩手・釜石
岩手県釜石市で2日、迅速な津波避難を啓発する「新春韋駄天(いだてん)競走」があった。東日本大震災で改めて注目された教訓「津波が来たら速やかに高台へ」を催しを通じて末永く継承するのが目的。市内外から参加した111人が市中心部の消防団詰め所付近から津波避難場所の寺院「仙寿院」までの高低差26メートル、長さ286メートルの坂道を駆け上がった。
仙寿院と市民有志が兵庫県西宮市の西宮神社の開門行事「福男選び」を基に、2014年から節分祭の関連行事として開いている。今回は釜石市内に昨春開校した専門学校「釜石市国際外語大学校」に通うネパール人留学生5人が初参加した。
参加者は性別や年齢別、親子の計6部門に分かれて速さを競った。家族4人で初参加した釜石市の小学校教諭、川村悠平さん(33)は「学校で津波避難の勉強を続ける中で関心を持った。避難の大切さを伝える良い取り組みだと思う」と語った。留学生のカトワル・スザンさん(17)は「学校で津波や避難のことを勉強したり、同級生と坂を上る練習をしたりしてから臨んだ」と振り返った。
仙寿院の芝崎恵応住職(68)は「親子部門や小学生の参加者が増えたと感じた。震災から14年近くが経過するなか、当時を知らない人も素早く避難する大切さを意識する機会になったと思う」と語った。【奥田伸一】
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