福岡に黄砂飛来 山がうっすらかすむ 視界不良による交通障害に注意

2025/03/25 11:23 

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 福岡管区気象台は25日、福岡市内で「黄砂が飛来したとみられる」と明らかにした。気象庁は25~26日にかけて、北日本から西日本の広い範囲で中国大陸からの黄砂が飛来すると予想しており、視界不良による交通障害の発生などの注意を呼び掛けている。

 福岡市内では午前、遠くの山などがうっすらかすんで見えた。気象庁によると、視界がはっきり見える「視程」は10キロ未満となり、所によっては5キロ未満となる可能性があるという。

 黄砂は、東アジアの砂漠地帯などから吹き上げられた砂ぼこりが、上空の風によって広範囲に運ばれる現象。日本では、移動性高気圧に覆われやすい春に多く観測されている。

 環境省によると、黄砂の飛来でアレルギー症状や呼吸器疾患が悪化するなど健康への影響も指摘されている。予防策として外出時のマスク着用が有効という。【日向米華、山崎あずさ】

毎日新聞

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