よりすぐりの「富里スイカ」で医療従事者を激励 出荷シーズン 千葉

2025/05/21 17:31 

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 出荷シーズンを迎えた特産の「富里スイカ」で医療従事者を激励しようと、千葉県富里市とJA富里市が21日、隣接する成田市の国際医療福祉大学成田病院に、12個の大玉スイカを贈った。23日までに計46個のよりすぐりのスイカを、両市の5病院に届ける。

 富里市とJAでは、コロナ禍の2020年からスイカの寄贈を続けている。同病院で開かれた寄贈式で、根本実組合長は「農協では約160人のスイカ部員が10種類以上を作っている。大きくておいしいのを吟味し、今日は『春のだんらん』というスイカを持ってきた。ぜひ味わってほしい」と話し、院長らにずっしりと重い8~9キロのスイカを手渡した。

 スイカはその場で切り分けられ、まずは新人看護師5人が試食、「甘くておいしい」と喜んだ。富里市で生まれ育ったという岩下舜佳さん(22)は「この時期は子供の頃から富里スイカを食べるのが楽しみだった。地元に貢献できるよう頑張りたい」と話した。

 JA富里市は7月中旬までに70万個を出荷する見通し。県などによると、県内のスイカ産出額は熊本に次いで全国2位、富里市は県内トップ。【合田月美】

毎日新聞

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