原爆投下後の広島で1万人以上を救護 スイス人医師を特別名誉市民に
原爆投下直後に広島入りし、被爆者救護に尽力したスイス人医師、マルセル・ジュノー博士(1904~61年)の功績をたたえ、広島市は15日のジュノー記念祭で、博士に「特別名誉市民」の称号を贈った。被爆80年を迎え、平和推進に貢献した功績が改めて評価された。
ジュノー博士は、赤十字駐日首席代表として、終戦直前の45年8月に来日した。翌9月には広島に入って約15トンの医薬品を提供し、被爆者の治療をした。医療物資の支援で、1万人以上の命を救ったとされる。帰国後、原爆被害の惨状を報告し、核兵器の非人道性を訴えた。
記念祭は90年から広島県医師会、日本赤十字社県支部などでつくる実行委員会が博士の命日である6月16日ごろに開催している。15日に広島市中区の平和記念公園で開かれた記念祭には医療関係者や市民ら約150人が参列し、顕彰碑に献花。ガールスカウト県連盟と日本ボーイスカウト県連盟の子どもたちがそれぞれ平和の誓いを読み上げ、「ジュノー博士について学んだことを次の世代に伝え継ぐ」と誓った。
「あらゆる機会で核軍縮を訴えた父は、今も広島市民とともに声高に訴えているだろう」というジュノー博士の長男ブノワさんのメッセージも紹介された。【武市智菜実】
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